日本財団のホームページで紹介していただきました。
下記の通り、一部抜粋




葛西海浜公園にて「里海まつり」開催

「キタナイ海『東京湾』」はもはや昔の話。ここ最近で海水はきれいになり、様々な生き物も住み着いてきている。この流れに乗って「東京湾にも海水浴場をつくろう」と、日本財団ふるさと東京を考える実行委員会(認定NPO法人)はこの夏、江戸川区の葛西海浜公園で「里海まつり」を開催している。このイベントに多くの都民が参加することで、海水浴場復活に向け、行政を動かすのが狙いだ。

戦後の一時期、東京湾にも多くの海水浴場があった。しかし、経済の高度成長とともに工場からの廃水、生活排水で海面に浸けた指が見えなくなるほど汚染が進んだ。海水浴場は減少の一途をたどり、現在、東京湾に面する江戸川区や江東区など東京の6つの区に海水浴場は全くない。消えた海水浴場を復活させ、そこで子供たちが泳ぐことで東京を自分の「ふるさと」と思い、地元を愛する心を養えるよう同委員会は2008年「東京湾海水浴場復活プロジェクト」を立ち上げ、東京湾の水質浄化や都民の関心を高める活動に取り組んでいる。



東京湾の生き物タッチプール

8月8日に開催された「里海まつり」は、約120人の親子が参加し、東京湾の生き物に触れて遊ぶプログラム「生き物タッチプール」でスタートした。炎天下の中、木陰に設けられたプールではサメ・タコ・ヒトデ・カワハギが気持ち良さそうに泳いでいる。参加した子供たちは、最初のうちは指先で恐る恐る触れていたが、慣れてくると両手でつかもうと挑戦したり、手の平に乗せてなでたりと、海の生物の感触を確かめていた。

干潟の生き物観察会 / 猛毒を持つ「アカエイ」の侵入を防ぐネット

この後、公園の西なぎさにある干潟の前で開会式が行われ、ライフジャケットの着用方法を学んだ。それが終わると、遊びたくて待ちきれない子供たちは皆一斉に干潟へ入った。一緒に参加した父親と母親もその後に続く。干潟にはハマグリやアサリといった貝類をはじめ、カニや小魚が豊富に生息している。「これは何?」「変なのがいるから来て!」との声に、解説するスタッフも大忙しだったが、参加者たちは詳しくて分かりやすい説明に熱心に耳を傾けていた。


木造の和船乗船体験

干潟では漁で使う網を投げる「投網体験」や身近なもので水難事故を防ぐ「人命救助体験」もあり、潮が満ちた後は木造の和船による「乗船体験」が行われるなど、大人も子どもも干潟での水遊びを満喫した様子だった。同委員会の関口雄三理事長は「次世代に誇れる海を、必ずつくりあげてみせます」と海水浴場復活にかける思いを語った。

(宇田川貴康)